チャトラン(@chatoran)です。
今回はまた興味深い話題が上がってきたので、みなさんにシェアしたいと思います。
もくじ
突如現れた気になるプロジェクト
まずは、このツイートの動画をご覧ください。
今まで価値が無くなってしまった
様々な暗号通貨
そんな価値が無くなった
コインに価値を付ける
X Project‼️悔しい思いをしたアナタは
必ず救われる‼️【登録無料 詳細はコチラから】
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— X-PROJECT【K】 (@X_PROJECT_K) May 15, 2020
映画の予告編のような動画に現れた、昨年の忌まわしきHYIP案件の名前たち。
ブロックエコやwotokenやプラストークンをはじめ、飛んだ案件のオンパレードじゃないか!!
Xprojectは、これらの仮想通貨詐欺被害者の救済案件ということを全面的に打ち出した新しいプロジェクトのようです。
ただのコインプロジェクトなら確実にスルーなのですが、こんなに堂々とブロエコのロゴを出されると、当時の辛かったときを思い出して、どうしても感情を揺さぶられてしまいます。
Spindle・NoahCoin・CloverCoin・PlusToken・OneCoin・SBlock・WoToken・ BlockEco・REVCapital・VRB(VRT)・MIOWorld・SCFToken・WithCoin・ビットクラブ・フラッシュマーケット
それ以外にもこんな動画もありました。
なんちゅーかもう、色々ツッコみたくなる動画なのですが!!!笑
私のブログの読者さんの大半は、昨年HYIPで痛い目を遭った人が多いので、気にならないわけがないですよね!?
私も気になります。
一体どんなプロジェクトなのか?さっそく調べてみました。
Xプロジェクトとは?!
Xプロジェクトとは、過去に価値がなくなってしまったHYIP・コイン案件の救済プロジェクトとして立ち上げられました。
HPはコチラ(日本語ありません)
内容としては、私たちが過去に損失を出した案件のスクショを提出すれば、その金額(or枚数)に応じた「Xcoin」というものがエアドロップされるのだとか。
コインが上場した(価格がついている)ものに関しては、そのコインの枚数を申請し、
トークンとして価値がなくなったものに関しては、当時の入金金額を申請し、スクショや送金履歴などを提出すれば、Xcoinがもらえるのだそうです。
このサイトでは、1BLEC=$0.00369549という電子ゴミと化した情報がありますが・・・結局上場せずに終わったままなので、値がついていないと思っていいでしょう。
被害に遭ったみなさんは、スクショとか残してましたか?
私は、60000ドル近いBLECを保有していた証拠のスクショがあるので、これがもしもそのまま現金化できるのなら、ぜひ・・・!!!と言いたいところなのですが、実際はそんなに甘くはなさそうです。
Xcoinを受け取るには手数料が必要
調べてみると、Xcoinをもらうためには、手数料がかかるようです。
これを聞いて「なーんだ、救済と見せかけた詐欺かよ!」って思う人も沢山いるかもしれませんね。笑
なぜなら、ブロックエコが飛んだあと、出金詐欺が横行し二次被害が続出しましたからね。
手数料が前払いな救済案件には、みなさん警戒される気持ちも理解できます。
あの激動のHYIP時代は、マジでカオスでした。
ブロックエコの盛り上がり&荒れっぷりは特に異常でした。あそこまで期待感を煽ってくれた詐欺ってなかなかないぶん、その反動も凄く大きかったですね。
あの頃と比べたら、今ある案件なんて全部可愛いもんですよ。
さて、話は戻って、Xプロジェクトの手数料に関してのイメージは「商品(コイン)は無料だけど送料(手数料)は各自負担」という感じだそうです。
気になる手数料の値段は、申請金額の4%だそうです。
なので、私が60000ドル分の損失の申請をすると2400ドルの手数料がかかってしまいます。
この金額を安いと思うか、高いと思うかは人それぞれかもしれませんが、完全無料でもらえるわけではないと分かった以上、次に気になるのは「Xcoinの価値ってどないやねん?」ということじゃないかと思います。
ということで、Xcoinについて調べてみました。
Xcoinとは?
結論から言うと、Xcoinに関してはあまりにも情報が少ない上に、同じ名前のコインも存在しているようで、検索してもなかなかよく分からない部分が多かったです。
少なくとも、現状は何の価値も持たないコインだと思われます。
唯一分かったこととしては、IDCMQueseraという取引所に上場するということだけです。これはIDCMという中国の取引所に、Quesera(ケセラ)が合併したものだそう。
しかし、この取引所自体も、まだ誕生しておらず、今年の夏に出来るのだとか。つまり、まだ実態は見えない状態です。
Xprojectの懸念点
ここまで聞いて、みなさんはどう思いますか?
私が感じた懸念点をシェアしようと思います。
出口戦略の存在しない「たられば」案件であること
現時点では、Xcoinには何の価値も実態もありません。
むしろ手数料を払う時点で、マイナスからのスタートです。
私たちが本当に現金化できるかどうかは、
・新しい取引所が完成して
↓
・取引所にコインが上場して
↓
・コインにちゃんと価格がついて
↓
・価格が暴落せずに、全部売れたら
という、多くのハードルを越えていかなければなりません。
以前、別の記事にも書きましたが、「0→1」の案件は、投資でもビジネスでも、不確実性が高くなります。
コインを発行することは簡単ですが、価値がないものにしっかりと価値を付けていくというのは、決して簡単ではないのです。それは、過去のICO案件の多くが失敗に終わっているところからも、私たちは学ばないといけません。
「上場するだけで儲かる」という時代はもう終わっているのです。
この部分は以下のブログも参考にしてみてくださいね。
これに付随して、次の懸念点です。
上場したところで、売れるのか?
そもそも「救済案件」を謳い文句にするならば、集まる人は「損失を取り返したい」人ばかりです。
現状、多くの参加者は、Xcoinのエコシステムに惹かれて、コインを保有しているわけではありません。ということは、上場したらどうするか?答えはただ一つ、「売って現金化したい」ということです。私でもそうしたいです。
配布されたコインは、上場すれば強い売り圧になるでしょう。
それをカバーできるような買い手がつくでしょうか?
コインの価格は暴落して売れなくなることも予測されます。
ブロックエコだけでも国内の被害総額は50億円です。
他案件でも多くの人が多額の損害を出しています。
そのうちのどれぐらいがこのプロジェクトに参加するかは分かりませんが、
彼らを救済出来るほど、運営には買い支えられる資金力があるのか?
はたまた、それだけの買い手がつくのだろうか?という部分は、疑問に感じてしまいます。
もしくは、売るのではなく「株」のような感じで、保有数に応じて取引所の配当収益が得られるような仕組みを展開するのかもしれません。
ただし取引所はまだ存在していないものなので、これも何とも言えません。
GXTのように既に300億の取引量がある取引所を買収するのであれば、また期待値も変わってくるかもしれませんが…
一番重要な「どうやって現金化するか」「その資金はどこからやってくるのか」という部分が不透明で、まだ私には理解できていません。
ちらっと、youtuberの広告収益で補填するというような情報も見ましたが、そのエビデンスも確認できないので、これも何とも言えません。
拡散者に対する違和感
これは本当に根拠がなく、失礼極まりないかもしれませんが、
完全にチャトランが100%主観的に感じた直感で言わせてもらいます。
(※とはいえチャトランの直感は、わりと当たりますw)
まずこのコンセプトに対し、現状ネットで煽っている人たちが、そもそも暗号通貨や金融知識などに詳しくない「素人インフルエンサー」のように感じられます。
おそらく、リファがあるので拡散すればお小遣い稼ぎになる、という感じで、若者が拡散しているような印象を受けます。
なんというか、「損失を出した人を救いたい」という煽り文句だけが一人歩きしているようで、そこに本気の「魂」や「想い」を感じないのです。
そもそも拡散している人たちは、損失を出した人の痛みを理解しているのだろうか?損した人の苦しみは、人生が狂うほどに尋常じゃなく深刻なものです。
これは私自身が昨年、多くの被害者と交流し、必死で「ブロックエコで損した人を救いたい」という気持ちで動いた当事者なので、その時の想いを振り返っても、どうしてもプロジェクト自体の文面に、薄っぺらさのような違和感を感じてしまう部分があります。
そのような観点でも、マーケティングや企画戦略の一つとして、損失を出した人がビジネスとして利用されただけになる結末にならないかと心配な部分があります。
これは感覚的なものですので、根拠はありません。運営者さんごめんなさい( ;∀;)
関係者の方と会って話せば、また見解が変わるかもしれませんが、ネットで見た感じで受けた正直な印象はこんな感じです。
あ、でも唯一、素人ではないインフルエンサーとして、小野里はじめさんが拡散しています。これをどう捉えるかはみなさんの判断にお任せします。笑
チャトランの個人的見解
色々な懸念点について述べましたが、私はこれを、決して詐欺案件だとは思っていません。
しかし、プロジェクトが上手く行かない可能性はあると思っています。
ビジネス的な観点から見ると、まず「切り口」は良いです。
私も過去に辛い思いをしたので、実際にちょっと興味をひかれたわけですし。
意味深な映画風のPV動画に、かなり具体的な案件名まで出して絞り込んでいる分、ターゲティングもしっかりしています。
「これって俺のためのプロジェクトなんじゃないか!?」って思う人が、今後たくさん出てくることでしょう。
さらにエアドロップでコインがもらえるというメリットも分かりやすいです。
最初のツカミとしてはバッチリだと思います。
あとは、そのターゲット層にしっかり認知されれば、広がるのは時間の問題かもしれません。
ただし、上記は「仕掛ける側が儲かるかどうか」という視点の話で・・・。
ぶっちゃけ運営と拡散者は、何やっても儲かるんですよ。
大事なのは、ユーザー側がしっかり儲かるのだろうか?
期待して参加した人たちが本当に救われるのか?という部分です。
個人的には、現状その要素が全く見つかりません。
というか、判断するための情報が少ないという感じです。
これは私の調査不足もあるかもしれないので詳しい方いたら教えてください😊
「コインがもらえる=お得!!」と条件反射的に思われる方も多いですが、コインは誰にでも発行できます。
チャトランだって「チャトランコイン」を発行することもできるわけです。
じゃあ何が難しいか?というと、
コインに価値をつけることと、コインの価格を暴落させないことです。
Xprojectは「みんなで価値を創っていくプロジェクト」と謳っています。
サラッと聞くと耳触りはいいかもしれませんが、あまりにもふわっとしすぎです。
「みんなでコインを盛り上げていこー!」ってノリなんでしょうか?
具体的な価値づけの戦略が、よく見えてきません。
もしこれが、一番大事な部分をユーザー任せにする案件だとしたら、プロジェクト予算が少なかったり、上手く行かない傾向があると思います。
GXTを例に挙げてみても、コインプロジェクトの難しさは痛感しています。
なぜなら、GXTコインは大手取引所2社+自社取引所に上場済み、すでに決済できる店舗も世界に複数あり、世界初の暗号通貨によるオークションも開催されており、ダイヤなどの現物資産やブランド品と交換も可能。基盤となる事業実態もしっかりある。さらに自社の50億の資金で5000万枚を焼却済みで、希少価値を上げていく理屈がしっかりしている。
その上でビジョンや想いもしっかりあり、真面目に取り組んでいる。
ここまで予算をかけて現実的に取り組んできても、まだ価格は上がっていないのです。
GXTプロジェクトを見ていると、ここまでしっかりやっても、価格を上げるのって本当に大変なんだな~…ということが凄く良く分かりました。(まぁ今後上がってくるとは思いますが)
結論、コインのプロジェクトってそんなに簡単じゃないな~と。
※これは現時点での見解なので、またXprojectに関する情報が増えてきたら期待できるものに変わるかもしれません。
もし、本当に4万円の手数料で100万円が戻ってきたら、凄く嬉しいことですしね!!
上記の懸念点を踏まえた上で、やっぱり諦めきれない人はワンチャン参加してみても良いのではないでしょうか。そこは個人の判断にお任せします。
どうなってもチャトランは責任はとれませんのでご了承ください。m(__)m
どちらかというと、個人的には、救済や被害者の会などにエネルギーを割くより、GXTTやビジネスに本気で取り組み「自分で自分を救済する」ほうが効率的だなーと思っているのですが、ブログの読者さんの中には過去の痛手で先に進めない方も多くいらっしゃるので、今回は一つの情報として、シェアさせていただきました。
また何か情報あれば追記しますね!
ご意見あればLINEからどうぞ♪
それでは~🌸
ちなみに、チャトランが今一番オススメしている神案件GXTTの詳細はこちら!
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